Inflammatory Bowel Disease

放っておかないで!2週間以上続く下痢・血便は受診を!早めのご相談を!

消化管に慢性的な炎症が起こる病気。近年は治療法も進歩しています。

消化管に慢性的な炎症が起こる病気。近年は治療法も進歩しています。

炎症性腸疾患(IBD)は、消化管に慢性的な炎症を引き起こす疾患群で、主に潰瘍性大腸炎とクローン病が含まれます。15〜35歳の若い成人に多く発症する傾向があり、遺伝的要因、環境要因、ストレスなどが関与すると考えられています。初期症状には腹痛、下痢、体重減少、倦怠感が挙げられます。

潰瘍性大腸炎は大腸と直腸の内側の表層に炎症が発生し、粘膜に潰瘍が形成される疾患です。一方、クローン病は消化管全体に炎症が広がる可能性があり、腸壁の深部に影響を及ぼすことがあります。IBD患者は活動期と寛解期を繰り返すため、症状の重さに応じた治療と管理が必要です。

治療法は近年進化しており、従来のステロイドや免疫抑制剤に加えて、生物学的製剤が注目されています。これらは炎症を引き起こすタンパク質を標的にすることで、症状改善や寛解維持に役立ちます。また、栄養療法や腸内環境改善に基づくアプローチも研究されており、患者の生活の質(QOL)の向上が期待されています。

代表的な症状・疾患

このような症状に限らず、不安や疑問があればお気軽にご相談ください。

  • 下痢
  • 腹痛
  • 血便
  • 発熱
  • 体重減少
  • 貧血
  • 関節痛
  • 血便
  • 皮膚炎
  • 眼炎

など...

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